木魚(もくぎょ)ってなんですか

ポクポクポクと叩かれるお経に合わせた音色を、あなたは、聞いたことはありませんか。
もしくは、あなたのご自宅のお仏壇で叩いたことはありませんか。

ポクポクポクと叩かれるこの仏具、木魚もくぎょと言いますが、
どんな歴史があって、
どこで作られていて、
どんな意味で使用されているのか、
そしてまた、どんなサイズがあるのか、どのサイズを選べばいいのか、
よくわからない。
という人もいるのではないのでしょうか。

木魚
楠材の木魚

せっかくなら、色々な意味を知ってみるのも良いかと思います。

1、木魚とは

木魚とは、お経を読むときにたたいてリズムを取るため用いられる木製の仏具です。
主に、禅宗系の宗派で使用されます。
直径10cmくらいから1メートル級の巨大なものもあります。
普通は、木魚の下に敷く布団と叩くための「バイ・バチ」と一緒に販売されています。

2、木魚の歴史

木魚の原型は、禅寺で使われていた「魚板」(魚鼓)である。
黄檗宗の本山である黄檗山萬福寺で見ることが出来る。
魚板とはその名の通り魚の形をした板であり、現在午前11時45分にだけ鳴らされている。
魚の形をしているのは、魚は日夜を問わず目を閉じないことから、寝る間を惜しんで修行に精進しなさいという意味である。」という教えに基づいて生まれたという説が最も有力。
本格的に、木魚を使用したのは、黄檗宗の開祖である隠元隆琦と言われている。
今では、国内で製造されるのはほんのわずか。ほぼ流通しているものは中国製である。

3、木魚の産地・製造方法

中国から伝わったのでもともと中国で作られていたのが、日本に室町時代ごろに伝来し、多くの職人がいましたが、現在では愛知県だけで作られています。
とある、木魚の製造現場をたずねましたが、工房の2階には大小さまざまな木魚の原型が寝かせてあります。
木魚の製造は、「木取り」からはじまり、「整形」、特殊なノミで内部をくり抜く「中彫り」、「乾燥」、「彫刻」、「研磨」最終的に「音調整」を行い完成します。
自然乾燥の工程だけでも、最低でも5年は必要とされています。この工房に合った木地は、ほとんどが10年以上の歳月を経っているものばかりです。

4、木魚のサイズ等

木魚の測り方です。正しく測って布団やバイを揃えましょう。
木魚の空いている口の部分にメジャーや定規を入れて測ります。
木魚サイズ
何cmでしたか?
尺表示のメジャー定規があればいいのですが。。。

仏具のサイズは、未だに尺貫法で表記されることが多いので、換算しないといけません。
大まかに1寸は3cmで、10寸(一尺)は30cmとなります

幅が15cmでしたら、5寸サイズ
21cmですと、7寸サイズ
といった具合です。
自分の仏壇に、どのくらいのサイズを選ぶかですが、
普通サイズが5寸~6寸が一般的ですね。
もちろんそれ以上大きい場合もありますし、小さい場合もあります。
木魚

いかがでしたでしょうか。
ご参考になれば幸いです。

木魚と布団、バチのバランスについて